お知らせ
第82回社会保障審議会介護給付費分科会(10/17開催)
2011年10月20日
第82回社会保障審議会介護給付費分科会が、10月17日に開催されました。今回から、平成24年度介護報酬改定について、各サービスごとの個別の論点が提示され、議論が交わされました。この日、テーマに挙がったのは、訪問介護、訪問看護、療養通所介護、短期入所生活介護、短期入所療養介護、居宅両用管理指導の6サービス。
また、この他に、介護報酬において「処遇改善加算(仮称)」による措置を実施する場合の考え方について、厚生労働省から新たな提案が示されました。これまでの議論では、現行の交付金という形ではなく、介護報酬に組み込むべきという意見が多数を占めていた。そうした背景から厚労省から、介護報酬において実施する場合の案が示されました。
こうした提案に対して、委員からは介護職の処遇改善には賛成する一方、加算分のうち一定割合以上を本給で支給することを新たな要件として追加したことに対して、国が労働市場に過剰に介入することについて異を唱える声が出されました。
また、処遇改善はすべきだが、介護報酬の枠内ではなく一般財源ですべき、といった意見や、介護業界だけが水準が上がることに異を唱える意見などが出されたほか、保険料への影響を懸念する意見が出され、これに対し、厚労省担当者は「現段階では、保険料の引き上げを検討しているということはない」とコメントしています。
会議資料は、下記に掲載されています。
◎第82回社会保障審議会介護給付費分科会資料
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001ryva.html